
「冬の海って本当にきれいなの?」
そう感じる方は多いでしょう。
実は、ダイバーの間では“冬こそベストシーズン”と言われるほど、
冬の海は透明度が高く、幻想的な世界が広がっています。
この記事では、なぜ冬の海が澄んで見えるのかを科学的・環境的な観点からわかりやすく解説します。
また、寒さ対策をすれば初心者でも安心して潜れる理由や、福岡・天神周辺で楽しめる冬限定のダイビング体験も紹介していきます。
冬の海は本当にきれい?その真相を現場から検証

「冬でも潜れるの?」という質問はダイビング初心者からよく聞かれます。
答えはもちろん「Yes!」。
実際、1月・2月の真冬でも多くのダイバーが海に潜っています。
冬の海は、一見すると寒くて厳しそうなイメージですが、水中に入るとその印象は一変します。
水面下には、20メートル先まで見えるほど澄んだ世界が広がり、
夏よりも静かで穏やかな時間が流れています。
福岡・天神近郊のダイビングスポットでも、冬になると水の透明度が一気に上がります。
実際のデータ
冬(12〜2月)の平均透明度:15〜25m
夏(7〜9月)の平均透明度:5〜10m
なぜ冬の海はきれいなのか?4つの科学的理由

① 海に人が少なく、砂が巻き上がらない
夏は海水浴客やマリンアクティビティの利用者が増え、砂浜や浅瀬では砂が舞い上がります。
これが「濁り」の原因のひとつ。
一方、冬は人の出入りが少ないため、海底の砂が巻き上がらず、
自然のままの透明な水を保ちやすい環境になります。
②プランクトンが減少し、視界がクリアに
プランクトンは暖かい季節に増殖し、水中の透明度を下げます。
冬は水温が下がることでプランクトンの繁殖が抑えられ、視界が格段に良くなります。
これはまさに「天然のクリアフィルター」がかかったような状態。
光の差し込み方も美しく、写真撮影にも最適です。
③ 台風や大雨の影響が少ない
夏から秋にかけて発生する台風は、強風と大雨で川の土砂を海に流し込みます。
その結果、海水は濁りやすくなります。
冬は台風シーズンが終わり、天候も安定。
海が穏やかで透明度の高い日が多くなるのです。
④ 海水の“対流”が起きやすい季節
海水は冷えると重くなり、下層の冷たい水と混ざりやすくなります。
これを「鉛直混合(えんちょくこんごう)」と呼び、冬はこの現象が活発。
結果として、上層の汚れが沈み、全体が均一でクリアな状態になるのです。
特に太平洋側では陸から沖への季節風の影響で、より透明度が高まります。
冬ダイビングの魅力は透明度だけじゃない!

① 冬限定の海の生き物に出会える
冬の海は透明度だけでなく、生態系にも変化があります。
水温が下がると季節来遊魚が姿を消す一方、ウミウシやタコ、カサゴなどが活発になります。
透明な海中で、色とりどりの生き物を間近で観察できるのは冬だけの特権です。
② 穏やかな海況で初心者にも安心
冬は風向きが安定し、波の立ちにくい日が多くなります。
視界が広く取れることで安心感が増し、ライセンス講習にも最適。
寒さ対策をしっかりすれば、初心者でも快適に楽しめます。
③ フォト派ダイバーに最高の環境
冬の光は柔らかく、写真撮影に最適。
透明度の高さと相まって、被写体のディテールまで鮮明に写ります。
SNSでも「#冬ダイブ」「#透明度20m」などのタグで人気を集めています。
福岡・天神発!冬におすすめのダイビングプラン
| 項目 | 内容 |
| 開催期間 | 12月〜3月(要予約) |
| 料金 | ¥39,800〜(税込・器材レンタル込み) |
| 所要時間 | 約6時間(1日コース) |
| 集合場所 | 天神オーシャンビュー店舗 |
| 持ち物 | 水着・タオル・防寒インナー・やる気! |
| 参加条件 | 10歳以上・健康状態に問題のない方 |
冬の海でしか見られない透明度と世界を体験してみませんか?
寒さが心配な方へ|快適に潜る3つのポイント
- ドライスーツの着用で全身保温
体が濡れないので、真冬でも快適。
インナーを工夫すれば寒さをほとんど感じません。 - ボートダイブで移動を最小限に
陸からのエントリーよりも体温を奪われにくく、体への負担も軽減。 - 温水シャワー・暖房完備の施設を選ぶ
天神オーシャンビューでは、ダイビング後に温水シャワーと更衣室を完備。
休憩時も快適に過ごせます。
まとめ
冬の海は、「寒い」よりも「美しい」が先に来る季節。
人の少ない静かな海で、20m先まで見える澄んだ景色を味わえるのは今だけです。
透明度の高い水中で、呼吸の音だけが響く感覚は、夏にはない特別な癒しを与えてくれます。
防寒対策をすれば、初心者でも安心。
むしろ夏より快適に潜れる日もあります。
この冬、あなたも福岡天神オーシャンビューで“クリアな海”を体験してみませんか?


